Tokyo Course Grained

バンクーバーで暮らすソフトウェアエンジニアの日記です

虐殺器官と日の名残り

インターネットしてる時間に実は無駄なのでは???と真理を開いてしまい、他のことをしている時間を増やそうとしている。増やそうとか曖昧なのはうまくいってないからです。

 

私が親指族あらためtech addiction患者なのは疑いがない。tech addictionといえば最近のdecryptedというポッドキャストでやっていた子供のtech addictionの話が大変つらかった。

https://www.bloomberg.com/news/audio/2018-06-18/how-tech-is-harming-its-most-vulnerable-users

ある夜、お母さんが息子が寝たか彼の部屋に行くと、彼がポルノゲームしておりという、、、朝からこんなことを聞かされて暗い気分になった。

 

ANYWAYS, ツイッターの知り合いが本読んでるって言ってていいなーと思った。何か読むのはいいが何読むかあまり考えず同じ本でいいかと思い質問箱(直接聞けよ…)したりした。だが、教えてくれたのはホラーとかSFとか読んでるらしくてかなり気が乗らないジャンルで、いろいろ上げてもらった末虐殺器官にした。伊藤計劃一冊も読んでないしさすがに読んでないのは、、、でしょ。

虐殺器官は土曜の夜から読み始めて日曜には読み終えて、何も考えず読めるし、ほほーみたいなオチがありサクッと読めてよかった。とはいえ伊藤計劃以後(ってなに?)生きる俺たちにはメタルギアも出版後2作(たぶん)でておりCall of Dutyシリーズが続きという世界ではまあどこかで見たという感想を持ってしまうのは仕方ない。しかし、脳をいじられて痛みを感じない、ちょっとした欠損では死ななくなった不死身のソルジャーたちがお互い戦うみたいなのグロテスクに書かれてて、そこはおおーって思った。

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

以下どうでもいい話だが、作中の世界ではテロ対策とかいろいろあって人類がIDを埋め込まれて管理されており、一方アナーキーな人は死んだ人間のIDや管理のバグを突いた不整合なIDを集めているという話があった。ここ完全に死せる魂だよね…。死せる魂は、死んだり逐電したりした農奴の証書を集めるおっさんが主人公で、証書を集めるたびの中で気の狂った人たちと出会うという話です。死せる魂、よくわからんシステムにとりつかれた人、(気の狂った)ロシアの人々の疾走感がすごいので絶対読むべき。読むのめんどくさい人はナボコフロシア文学講義を読んだら知った気になれます。

 

あともう一冊は日の名残りカズオイシグロで。カズオイシグロノーベル文学賞とったとき Remains of the Day の英語版(原著)のサンプルをKindleでダウンロードしたはいいもののまったく歯が立たずという経緯がある。今回は翻訳版で問題ない。貴族に仕えてた執事が語り手で昔の話するとか絶対嫌いなわけないのである。

 

 

死せる魂 上 (岩波文庫 赤 605-4)

死せる魂 上 (岩波文庫 赤 605-4)

 

 

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)